エコサート
エコサート（ECOCERT）とは、1991年にフランスの農学者の団体によって設立された国際有機認定機関であり、有機栽培業者とその加工業者を対象としています。
エコサートはフランス・トゥールーズを中心として活動を行っていますが、世界の50カ国以上の認証を行っており、その認証件数は35,000件以上にも及ぶと云われています。したがって、オーガニック認定機関としての認知度も非常に高く、オーガニック認証団体の世界基準ともいわれています。
エコサートの検査は、農業と食品科学分野のエキスパートによって行なわれており、一度その認定を取得しても、その認定を継続するためには一年に一度の年次査察を受ける必要があります。
したがって、エコサートは世界でもトップレベルの厳しさを誇るオーガニック認定機関なのです。エコサートのオーガニック認定基準には、製品の95％が自然原料であることや、その内の植物原料の95％以上がオーガニック認証原料の基準を満たすこと、そして地球環境を守るため、環境汚染の可能性のある成分を使わないことなどがあります。
また、有機認証を受けたものが主原料であることや、水を含めた成分の10％以上が認証原料であること、遺伝子操作物質や放射線照射物質、禁止された化学物質などが原料の中に入っていないこと、環境に悪影響を与えない製造方法であること、リサイクル性の高い容器を使用することなどがあります。