オーガニックコスメの世界基準

ICEAとACO

 

 

 

ICEA(イチェア)は 「Istituto per la Certificazione Etica ed Ambientale」の頭文字を取った名称であり、これを直訳すると倫理と環境のための認証協会となります。

 

 

1982年に設立された「IFOAM」認定のイタリア有機農業協会「AIAB」を母体とする、イタリアを代表するオーガニック認証機関です。ICEAが定めるオーガニックコスメ認証は、オーガニック植物原料を使用した化粧品に与えられる厳密な基準となっています。

 

 

ICEAでは、石油由来の原料や遺伝子組み換えの原料、コラーゲンや牛脂などの動物由来成分や合成染料、シリコンなどの合成誘導体などの使用がすべて禁止されています。また動物実験も禁止されています。

 

 

一方、2001年に発足したACO(Australia Certified Organic)は、オーストラリアのオーガニック認定機関であり、オーガニック認証の質を保証する「IFOAM」にも加盟しています。

 

 

このACOは、オーストラリア国内で製造されているオーガニック製品に対し、それがオーガニックであることの認証を行っている機関であり、その認証を受けることによって有機農産物の安全性が証明されることになります。

 

 

日本のJAS有機規格も、このACO基準に対応しています。オーストラリアにおいてはオーガニック業界のおよそ55%を認定しており、オーストラリアの他にも、ヨーロッパ、日本、アメリカ、スイス、イギリスにおいてオーガニックビジネスを認定する許可を与えられています。